6.20.2025

サムライじゃなくてもブルー

大量の雑魚に囲まれて早速ピンチなヒーロー。しかし雑魚がマシンガンを何百発乱射しようがヒーローにはかすりもせず、逆にヒーローが拳銃を5発撃つだけで雑魚が3、4人仕留められてしまう。そんなシーンはテレビに頻繁に登場し、「そりゃーねーだろ」と思うことも多い。


しかし、冷静に考えれば現実にも選ばれし者と雑魚の区別は思いの外猛烈に存在する。力のある者とない者、100と0かのごときその圧倒的な差は実はものすごく身近にもあり、決して他人事ではないのだ。


例えば、キモオタが何百回告ろうがギャルには欠片も相手にされないが、イケメンや金持ちとかサッカー日本代表の選手なんかはギャルから告る、とか・・・・・・・・・・おっと、例えがリアル過ぎて必要以上にしんみりしてしまった。


ということで、今回も始まりです。





   ・サッカーウォーズ

アメリカの超エリート大卒の元エリート、田舎の中堅進学校(偏差値だいたい54)に新任教師として赴任。

「一緒に東大を目指そう。お前たちはやればできる」情熱的ありながらも繊細で優しく、彼は生徒たちには慕われていた。


「お前たちは子供じゃない。どうしたら東大に受かるのか、自分で考えてみるんだ」教科を指定する程度で、授業は基本的に自習。


「東大は甘くない。人生を賭けて受験しなければ受からないぞ」受験直前に「基本が大事なんだ」と繰り返し英単語の書き取り練習を敢行。結果全員不合格。


去り際に「この学校の生徒たちは根本的な問題として偏差値が足りてなかったように思う。その部分の改善が今後東大を受験する場合に避けて通れないだろう」とコメント。クラス一の秀才(偏差値だいたい61)が浪人のショックで引きこもりに。


過去にサッカー日本代表を率いていた監督に、こんな監督がいたなぁ... そして、後を引き継いだ老教師が、「落胆したとしたら楽観視していたということだ。保護者も含め、この学校がどの程度のレベルか現実的に知る必要がある」と申しておりました。





   ・試合終了まだですか?


ぼくの力の及ばないところで用事がもっそい遅れていて、待たされたり急かされたりばかりしている。


今ぼくにできるのは時間を稼ぐことくらいだから、机の上に置いてあるなんかを置いたり戻したり位置を直したり、靴の紐を結び直したり、キャビネットに足をぶつけて大袈裟に痛がったりしてみてるのだが、たぶん周囲の人達からの激しいブーイングしかこないだろう。


ホームにいるのにこのプレッシャー。サムライ、とてもブルー。警告を受ける度に肩をすくめたり両手を大きく広げて反省したふりしつつ、機会があれば即遅延行為。


負け試合なのにこの必死感。諦めてないわけじゃない。諦めてるのに終わらない試合もあるのだ。それが今。

ライバル!

最近のプロ野球離れがあるようなないような、そんな話を聞いたような気がしないでもないけれども、日本選手が活躍しているメジャーリーグのように注目をあびているようになってもらえる嬉しいものだ。

そういえば、優勝を決めた球団のビールかけで選手たちのテンションの高い姿を見ていると、昔の世界的プロ野球王者決定戦の期間中のとあるメジャーリーグで活躍する日本選手のテンションがすこぶるおかしかったことをつい思い出す。


色々とあったんだとは思うけど、試合中でもインタビューでも普段クールなその選手からは考えられない喋り過ぎのはしゃぎ過ぎで、世界的プロ野球王者決定戦の終了後のメジャーチームに戻って一段落しつつ、冷静に自分の言動を振り返って徐々に心がモキュモキュし始めていたのではないかと他人事ながらに心配になっていたりしていた。


まぁ断片的に甦ってきた普段グールなぼくからは考えられないなぜかよく分からない突発的な異常なテンションに今パソコンの前でだいぶモキュモキュしてきてるんだけどね、ぼくもね。


どなたかその選手にに会ったら「あの時やっぱりモキュモキュしてた?」とお聞きして下さい。


ということで、今回も始まりです。




   ・ライバル指向

最近ぼくのライバルと思える奴が現れた。テレビの向こうにいる人物だ。もちろん全く面識などない。一方的なライバル宣言である。


でもそれでいいのだ。相手が自分のことをライバルだと思っているかどうかは関係ではない。ステージ上のアイドルと目でコンタクトしたと確信できれば運命的なものがあると確信し、モニターのむこうの2次元の娘と心が通じ合っていると思うなら通じ合っているのだ。

ただ、そのことは自分の胸の中で秘めておくだけにして、決して他の人に言うことは控えた方がいいと思うよ。



話は戻して、そのライバルには幾つかの共有点がある。まず名前がなんとなく似ている。アニメが大好きで日本語しか喋れない点もキャラ被りだ。どこまでも生意気なヤツめ。


まぁそのライバルはドMらしいのでMのぼくの方が上だな、とか思うわけだけれども、あんまり関係ないが、世の中には明確な優劣はなくとも比較すると上下に感じる同ジャンルのものもある。


  ・SとMだとSの方が上っぽく、MとドMだとMの方が上っぽい。


  ・カブトムシとクワガタだとカブトムシの方が上っぽく、ヘラクレスオオカブトとカブトムシだとヘラクレスオオカブトの方が上っぽい。


ダジャレが増えてくると人して下っぽい。

10.03.2024

絶対最強伝説

人とは、なぜ同じ過ちを繰り返すのだろう。

あれほど後悔しかない同じ過ちを繰り返さないと切実に誓ったりするのに、駄目恋人に苦労して結局別れて人生をリセットしたのに新しく付き合った相手がまた駄目恋人だったり、

なぜあれほど頭は痛くなり胸の気持ち悪さが長時間続く辛すぎる二日酔いに苦しみ二度と深酒はしないとたかだか約1カ月前に誓ったにも関わらず記憶がなくなる程飲んだりしたりするのだろうか。

なーんて、本当にそういった話をよく耳にする。といっても僕も子供の頃も試験終わってから「次こそ勉強しよう」と思って実際に勉強したことないことを、子供じゃない今で同じようなことを繰り返してるのだけど。


  ●アメリカ最強説


個人的に「アメリカには勝てない感が半端ない」と思わされることが非常に多い。


・メジャーリーグやプロバスケットボールなどに代表される、2m以上の大男がその巨体が仇となって遅くなると思われる陸上競技で100m10秒を切ったりする有り得ない身体能力。


・頼まれてもいないのに「平和にします!」と世界のどこへでも攻めて行く有り得ない正義感。


・好き勝手食べておきながら太ったのは食べ物を作ったヤツのせいだと言える有り得ない思考力。


・ハリウッド版ポケモンを作ったら絶対にピカチュウですらアメリカセンスによってタッチ多過ぎ!と思う以上に濃いタッチ入れ具合にドン引きするほどにモンスター化する有り得ない想像力。


・孤高のヒーローが全身タイツや真っ赤なパンツを履いて戦いたがる有り得ない美的センス。


そしてそれらを項目化して見るとギャグとしか思えない内容なのに、現実をみると全然ギャグとは思うことなく全て受け入れさせられる圧倒的説得力がホント、アメリカには勝てない感が半端ない。




  ●夜ニ鳴ル電話


3週連続で夜の10時前後に電話が掛かる。


  「◯◯、いつになったら帰るの!早く帰ってこい!」


  「◯◯、アンタいま何時やと思ってるの!いい加減帰ってこい!」


  「◯◯、連絡も無しにいつまで遊んでるの!電話してこい!帰ってこい!」


日本の治安は確かに安全だ。とはいえ、夜の徘徊はあまりよろしくないし、連絡も入れていないならなおさらだ心配して注意するのもわかるが、電話番号にもそれなりに注意して欲しい。

どこの留守電に入れてるつもりかしらんが、怒りは◯◯という息子に届いてはいないぞ多分◯◯のオカンと思われる電話主。


そして、驚いたことに、この文章を作成中に、電話が掛かった。記録が4週目に突入した。

バーチャルワールド

今じゃなんでもかんでもインターネットで解決できてしまうと言えるほどまでに進化をみせるこのサイバー現代。

その現実を実感させられる例のひとつが宗教関連ではないだろうか。


ネット通販でお盆などで家にお経を手向けに来てもらうお坊さんをネット注文が出来たり、

実際の持ち墓とは別にウェブサイト上に仮想墓地が作られ、実際にお墓のある場所に出向く必要もなくその仮想墓地を通してお墓参りをすることが出来たり
(しかも仮想墓に置く線香やお供えする花や食べ物を仮想空間で購入。ビジュアルとして表示されたそれらをマウスを使って実際にお墓に供えるといったプレイまでも可能)と、

思想論の根源たる宗教世界とインターネット世界とは無縁のものだと(関わるとしても神社仏閣を紹介したりするホームページ程度)思っていたのに、

現代では個人的、別企業が仲介したりあらゆる手段でインターネット産業に宗教がグイグイ食い込んできている実態が見受けられる。



こうなるとインターネット上を基盤として活動する宗教、すなわちインターネット宗教なんてものも普通に運営できそうな気がしてならない。活動内容はインターネットを活用した独特なものに。


 ・仮想神社のお賽銭箱は見た目はお賽銭箱だけど実は広告バナーで、クリックすることでお賽銭を入れたことになるシステム。


 ・教団FAQページに「お布施は1日3回広告バナーをクリック」と書かれている。


 ・ネット通販ページでは「幸せの黄色い動物像」なる金色物が売られている。そして幸福ランクに合わせて「超幸せの黄金動物像」や「超超幸せの黄金動物像」や「神幸せの黄金動物像」といったふうにグレードアップしていく。(合わせて金額も高額化)


 ・「ズバリ!あなたの信仰心チェックを言うわよ」みたいなCGIが設置されている。



そして最終的には教祖様がバーチャル化。最先端AIと高いボーカル技術により、あたかも本当に存在する教祖様に思えてくる姿と声音によって信者へ自動応答するのだ。


バーチャルアイドルとかが当たり前のように存在いるこの時代だ、バーチャル教祖様が存在してもなんらおかしくはない。

むしろ肉体、精神的疲労を伴わず、24時間体制で信者達の声を聞き導き諭すことができるバーチャル教祖様こそが信者達に求められた本当の姿なのではないだろうか。

5.04.2024

初めての閑話休題

最近はあまりにも日常が驚きの大変さで人生防戦一方って感じだったのだが、戦えば戦うほどに死の淵から甦るほどに強くなる戦闘ステータス変化系生命体としては今年の経験を糧に来年はもう少し攻めの姿勢をみせていきたいと無性に思っているこの頃。
   ・企業合併に伴うネーミング事情


企業が合併した時、両方の企業名を合わせた新ネーミングになるわけだが、共に妥協せずフルネーム入れようとするもんだから、時々すごく長い企業名を見受けられる。


確かに企業としては企業名としてのプライドを持っているのは分からないではないが、その新ネーミングを認識する我々の身にもなっていただきたいと思ったりもする。


もし、エンドステートメンツとワールドニューウェーブとサーバードットワールドといった企業があったとして、それが合併したとなれば『エンドステートメンツワールドニューウェーブサーバードットワールド』となるわけでもはや、意味が分からなくなる。

もはやギャグとしか思えない領域である。




   ・幸運システム


今のところ幸運のグッズや各種方法論については思い込み以外の効果は認められていない。


もし効果があるのであればニートの増加傾向が止まらず溢れかえるような社会になるはずがない。


今のところ、男女を確実に生み分ける技術は確立されていない。もし確立されているのであれば、ロイヤルファミリーの後継者問題でバタバタするはずがない。


今のところ、毛髪を画期的に生やす技術は開発されていない。もし開発されているのであれば、金のある有名人が今そこにある危機に手をこまねいているはずがない。



このみっつのうち、どれを一番現実化させるとすれば、毛髪だと思う。毛髪で涙する大人の男性の姿は見たくない。


幸運の効果が現実化すれば全ての問題が解決するだろうが、私は現実化してほしくはない。幸運は叶うか叶わないか分からないほうがいい。

据え置きゲームがピンチ。その2

前回の記事から、ゲームソフトが売れない、ゲーム業界の危機を感じるさせるような、そんな思いの続きです。


基本的にゲームは大好きではあるが新作が発売されてもなかなか買うまでには至らない。所詮は素人レベルの弱者なので勝手すぎる認識だとは承知しつつも、どうも最近自分のゲームに感じる体感価格がズレてるような気がする。

1000円とか、1500円とか、そのくらいが無理しない正直な体感だ。これは初期投資が安いスマホゲームの話題ばかり耳にするからかもしれないのだが。


スマホゲームは全くしない。スマホゲームについてはCMで見たりネットで話題に上がった記事を読んだりする程度。まったくの無知といえる存在である。

いざ実際にプレイしたら特に欲張らなければ手を出ことはないと決心のようなものがある。もしも湯水の如く注ぎ込む課金人生を満喫していたならば、もしかしから1000円、1500円といったゲーム体感価格にはなっていなかったかもしれない。


しかし1000円、1500円といったゲーム体感価格になっているとはいうものの、金がかかる超大作RPGなのは今の価格相場でも全然納得ではあるのだけども。

お金が掛かっているのだから、ある程度の高価格設定で売り出さなければ元が取れないのだから当然の対価だ。

その結果、高価格設定にしたのに大ヒットして売れて、こんなにお高めな値段にしなくてよかったと思いつつ、大儲けな状態になるのは開発努力の賜物なのだから当然の褒美であり、逆に全然売れなくて大赤字になるのも当然の責任になるのだから。



シンプルで低価格をウリにするゲームシリーズもあるが、どうも感覚的に『シンプル』という括りが個人的に受け付けられない。

いや、シンプルなゲームはむしろ受け入れるスタンスではあるのだが、一点集中のやり逃げゲームが最新作で、この価格で色々と発売され続けてくれれば色々と買うと思ったりもする。もちろん、あくまで個人的主観によるものなのだが。



たまに何か発見したくなって購入する気持ちを持って家電量販店まで出掛けてのゲームソフト売り場にいくこともあるのだが、一通りラインナップを見てもなんだか寂しいというかアイディアが新鮮で魅力的だったゲームの二番煎じ的なゲームばかりの印象があって、結局何も購入しないまま引き返す事が多い。


もっと手軽で雑多で作品じゃなく、遊ぶ「フィールド」が欲しい。ある魅力的なキャラで遊ぶんじゃなくて、遊ぶところのナビゲーターがたまたま魅力的なキャラだった、という感覚が。

5.03.2024

据え置きゲームがピンチ。その1

ネット閲覧していると、どうやら最近「ゲームが売れない。全然サッパリな問題状況」といった感じの、悲しそうな声が聞こえてくる程のグチを言わずにいられない切実な事情が見受けられる。

最近の日記で複数ゲームに熱中したり没頭したりと、久しぶりのゲームブームが訪れている自分としてはどうもピンと来ていない状況であるのだが、

そういえばあのゲームが爆売れしただとか、人気あり過ぎてCMバンバン流れたり、人気あり過ぎてCM内で「100万本突破!」とかいっている話をゲーム機本体を販売している某メーカーしか聞かない。

その某メーカーのゲーム機はいまだ安定の売れ行きだとか好調とか聞くのにゲームソフトは売れていない不思議とか、とにかくいろいろあって、ゲーム関係で働いてる方々の、それも開発、店員といったいろんな部署的視点になるとどうも切ない話ばっかり、リアリティを帯びて伝わってくるようだ。

生意気盛りの頃は随分好き勝手言っていたりするのだが、それはまだゲーム業界が好き勝手を跳ねかえせる程元気で体力のあった頃のことで、今はほんとに弱々しく必死の防衛本能全開で頑張っているといった状況なのだとか。

要因はいわずもながかなのスマホゲーム進撃によるユーザーのニーズの移り変わりによって、据え置きゲーム機のゲーム顧客層離れ。

ゲームセンターも客層離れで潰れる店が続出して危機状態といったことになっていると思えば、いまでは思わぬシニア層客の増加で持ちこたえた状況となっていたりするのだけれども、

ゲーム機のシニア層の増加は、ちょっと見込めないだろうなぁ。認知症防止に効果的とは言われるけれども、実際ハードルは高いものがある。

厳しい現実の話だったが、昔のゲーム業界の印象としては「随分とバブルだな」だったという事だ。

別にゲーム業界に身を置いていたわけではないが、書店に並ぶ関連雑誌の多さとか記事内容からみて業界は元気がよくて人もお金も動くからか、漫画やアニメやその他のソフトメディアにくらべてひとまわりもふたまわりも、なんかドンブリで過信的というか、そんな印象だったのと思う。

しかしいまSNSでよくぶっちゃけている業界の関係者は「ウソ!ヤメテ!」というくらいの現状で頑張っていたりするわけだ。大変だな。大変ではあるとは思うのだが、そんな方々が踏ん張って頑張らないとゲームは生まれないのだが、それがなかなかヒットしないとなると、しさのスパイラルに陥っていて、なんともいえない気持ちになる。(続く)

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