大量の雑魚に囲まれて早速ピンチなヒーロー。しかし雑魚がマシンガンを何百発乱射しようがヒーローにはかすりもせず、逆にヒーローが拳銃を5発撃つだけで雑魚が3、4人仕留められてしまう。そんなシーンはテレビに頻繁に登場し、「そりゃーねーだろ」と思うことも多い。
しかし、冷静に考えれば現実にも選ばれし者と雑魚の区別は思いの外猛烈に存在する。力のある者とない者、100と0かのごときその圧倒的な差は実はものすごく身近にもあり、決して他人事ではないのだ。
例えば、キモオタが何百回告ろうがギャルには欠片も相手にされないが、イケメンや金持ちとかサッカー日本代表の選手なんかはギャルから告る、とか・・・・・・・・・・おっと、例えがリアル過ぎて必要以上にしんみりしてしまった。
ということで、今回も始まりです。
・サッカーウォーズ
アメリカの超エリート大卒の元エリート、田舎の中堅進学校(偏差値だいたい54)に新任教師として赴任。
「一緒に東大を目指そう。お前たちはやればできる」情熱的ありながらも繊細で優しく、彼は生徒たちには慕われていた。
「お前たちは子供じゃない。どうしたら東大に受かるのか、自分で考えてみるんだ」教科を指定する程度で、授業は基本的に自習。
「東大は甘くない。人生を賭けて受験しなければ受からないぞ」受験直前に「基本が大事なんだ」と繰り返し英単語の書き取り練習を敢行。結果全員不合格。
去り際に「この学校の生徒たちは根本的な問題として偏差値が足りてなかったように思う。その部分の改善が今後東大を受験する場合に避けて通れないだろう」とコメント。クラス一の秀才(偏差値だいたい61)が浪人のショックで引きこもりに。
過去にサッカー日本代表を率いていた監督に、こんな監督がいたなぁ...
そして、後を引き継いだ老教師が、「落胆したとしたら楽観視していたということだ。保護者も含め、この学校がどの程度のレベルか現実的に知る必要がある」と申しておりました。
・試合終了まだですか?
ぼくの力の及ばないところで用事がもっそい遅れていて、待たされたり急かされたりばかりしている。
今ぼくにできるのは時間を稼ぐことくらいだから、机の上に置いてあるなんかを置いたり戻したり位置を直したり、靴の紐を結び直したり、キャビネットに足をぶつけて大袈裟に痛がったりしてみてるのだが、たぶん周囲の人達からの激しいブーイングしかこないだろう。
ホームにいるのにこのプレッシャー。サムライ、とてもブルー。警告を受ける度に肩をすくめたり両手を大きく広げて反省したふりしつつ、機会があれば即遅延行為。
負け試合なのにこの必死感。諦めてないわけじゃない。諦めてるのに終わらない試合もあるのだ。それが今。