この前の夜中、たまたま外に出た時に空を見ると、とても驚くほどに大きな月が出ていた。
角度的に正面から上斜め20度程度といったとても低い位置にある時点でとても珍しいと思ったりもしましたが、三日月をしたそれは光の反射が弱いからかとても濃い橙色をしていたのだけど、
大きさが普段の月のものより4、5まわり大きいんじゃないかと思うほどに巨大なものでした。
もしあれが満月だったとしたら、あまりの大きさと色の濃さに冥府の扉が開いて世界が終焉を迎えるんじゃないか?なんて中ニ病的な想像をしてみたり。
でも三日月の方がなんだか神秘的でよかったなぁ、なんて思ったりもしていた。
そういえば『◯◯年に一度』といったようなレアな月の現象がとても多い。
その中でも一番の有名どころといえば『皆既日食』だろうか。日本本土で完全に太陽と月が重なる現象にまではいかないまでも、皆既日食の発生がとても多く起きていたんじゃないだろうか。
しかし皆既日食が発生する日のほとんどが曇り空のような気がする。皆既日食を見るために直接太陽を見ない様にするための日食グラスを購入して準備している人も多いのに曇り空で太陽が見えないなんてちょっと可哀想だ。
特に皆既日食が見れる場所として離れ島へ前日から行ってテントで一泊し、翌日絶好の場所で皆既日食を見ようとする人達が沢山いたりするのに、当日は曇り空で見れなかった、といった報道番組をみたら人ごとながらいたたまれなくなったりする。
その次に『スーパームーン』もよく聞くような気がする。月が地球に一番近づく位置にきて、満月もしくは新月となったときに月が最も大きく見える現象といったものだっただろうか。
他にも『ブラッドムーン』なるものもあった。なんでも月が太陽から受ける光の波長が普段よりも長いことによって赤く見えるんだとか。
それにしても『ブラッドムーン』というネーミング、中ニ病を煩った人の右手が疼きだしそうな名前だ。
月が赤く見える現象とはいってもそれは望遠鏡で見ればはっきりわかるものの、普通に肉眼で見ている分は橙色程度でしか見えなくて、それくらいの色合いならば日頃でも頻繁に見ることがあるので『ブラッドムーン』が見れる日だといってもそんなに特別な印象を受けにくいのだろうけど。