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懐かしい本

本棚というと良さげな響きに聞こえるのもおこがましいくらいの、ただ無造作に本がつっこまれた状態の無惨棚を気まぐれで整理していたら、懐かしい本が出てきた。

それは家庭用ゲーム機で出たゲームを題材としたコミックで連載終了されているもの。この本を書いた漫画家さんがブログで述べていた所感が今も記憶に残っている。

このコミックが連載されていた雑誌で過去にも別の作品で連載されていたものが終了した後、雑誌の担当から「少年マンガを描いてほしい!」ということでこのコミックの連載がスタートしたのが経緯とのことだった。

別の作品が心残りな状態で終了させてしまったこともあって自信も無く、随分悩んだすえに再チャレンジを決心したんだそうだ。残念ながら十分な力になる事ができず自分の未熟さを痛感したと語っていたのだけど、

よい終わり方をしたんじゃないかと思っていた。なかなか作者の本意と読者の所感は一致しないものだ。

あと、この作品はその題材となったゲームのサブアイテム的な位置付けとしてコンパクトな巻数にしようとは当初から考えていたそうで、コミック、ゲーム1、コミック、ゲーム2、コミックという構成を基本に、それぞれ作品テーマとゲームガジェットをちりばめていく、というコンセプトだったそうだ。

そのコンセプト通りになったのか分からないが、コンパクトな巻数で終了したこのコミック、少年マンガ的なものとして連載雑誌の看板になるくらい十分に支持を得られたらここより先に+アルファの展開をやりましょう!という打ち合わせを初期の頃にしていたと知って、そうなんだと思ったことも思い出した。

最後の展開が駆け込みがちになってしまった感はちょっと感じていたそうだが、なんだかネガティブな感じだけど、このコミックはびっくりするくらい売れるということはないけど、じわじわっと売れ続けていると聞いたときは、支持はしっかりとあったんだなと安心したそうだ。

末永く売れる本になってほしいな、と自分のできるすべてを込めて描いていたそうだ。

このコミックを描かれた漫画家は今も別の雑誌で連載していて、看板作品となったこともあって、漫画描いていてよかったなぁ、と他人事ながら嬉しく思うところだ。

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