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書いたり消したり/紙コップ

  ・書いたり消したり

この前の夜は明け方まで開いている喫茶店で文章を書いたり消したりしていた。

でも実のところは、そうやって自分で書いたものを読んでいる時間の方が長くて、読んでからも又消したり書いたりするのだけど結局消したり書いたりした後も又読んで更に消したり書いたり読んだりしていた。

こんなことならいっそのこと書かなければ良いのだけど、書くことは予め決まっていて、だから書いて消して読んで書いて読んで消して読んで書いて消して読んでジュース飲んで読んで『あっ、ここさっき読んだわ』と思いながらも同時に『まぁええわ』と思い又読んで書いて消して読んで書いて読んで書いて読んで書いて読んで消してジュース飲んで読んでジュース飲んで読んで書いて消して読んで書いて読んで消して書いて書いて書いて読んで消して店員を気にして読んで抹茶アイス頼んで書いて書いて読んで消して書いて読んで書いて読んで書いて読んで消して読んで抹茶アイス食って読んで書いて書いて読んで書いて読んで読んで書いて消して読んだりしていた。

そんなことを繰り返している内に日付が変わり、『とにかく巨大であれば何でも面白い』というような、一人で長時間ノートと対峙していると必ず訪れるもう何も考えてはいけないという兆候が出始めたので散歩する大義名分が出来たと安心し散歩の支度のため意気揚々とトイレに入りトイレの水を流すと目が覚めるようなエメラルドグリーンの水が流れてきて、

そこに唾を吐くと僕の唾もエメラルドグリーンで、『口からブルーレット出てもうた』と一瞬あせったが、その口から出たブルーレットが流れ切らない内に僕は冷静になり、それが先ほど食べた抹茶アイスのためだと気付いて安心した。

そこからはダラダラと街中を彷徨い、二時間ほどすると明るくなって来たので帰って寝た。

そして朝。起きたら友達からメールが届いていて開くと、『結婚しました』という幸福な内容で嬉しかった。

どのような精神状態だったのか何故か僕はそのメールを読んだあと、とにかく『昨日』と『今日』の軋轢を埋めなくては強く思いCDと本を大量に大量に買い込み破産して、又読んだ。

  ・紙コップ

みんなで集まってテーブルトークなどを長時間しているとノドがかわくので皆で飲む飲み物を用意して貰っています。

それを紙コップに入れて飲むのですが、人数が7人近くいるのでスグにどれが誰の紙コップか解らなくなってしまいます。

いくら慣れ親しんだメンバーとはいえ誰が使ったか解らない紙コップを使うのは嫌です。

だからと言って新しい紙コップを、いくつも使い続けるのは非常にもったいないので僕は自分の使った紙コップに名前を書くようにしています。

そうすれば、紙コップを無駄に使わなくてすみますし、他の人と同じ紙コップを使うこともないからです。

しかし、メンバーの一人はそれを一切無視して、わざわざ僕の名前の書かれた僕の紙コップで思いっきりお茶を飲んでいました。

しかも、『おい、俺の紙コップ使うなよ〜』と僕が言うと、『別にいいやろ』となぜか別のメンバーにキレられました。

ちょっとそのキレたメンバーは僕のことを好きな可能性があります。

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