・駅名
京成電鉄に柱にひらがなで、『けいせいつだぬま』と書かれた看板があるらしい。ひらがなだと可愛らしい。
『京成津田沼』で特急に乗り換えた人の話だと、京成津田沼の次の駅が、『やつ』だった。
『やつ』かっこ良いなぁ。
『やつ』ボーイッシュな女の子が幼馴染みのことをそう呼びそうだ。
『やつ』物静かなお父さんも、『やつ』に引っ越したなら、『やつ』を使って一つ駄洒落でも言ってみたろかなと思いそうだ。もしかすると駄洒落生産料日本一じゃないだろうか?
でも漢字で書くと、『谷津』。大人だ。絶対声変わりしてる。ひらがなと漢字でここまで雰囲気が変わるのも不思議だ。
『やつ』から更に、『上野』方面に向かうと、『かいじん』という駅があるそうだ。悪いぞ。あじとが沢山あるぞ。窓ガラスがわれた雑居ビルだらけだぞ。漢字で書くと、『海神』神様だ。全然悪くなかった。
更に進むと、『おにごえ』という駅があるらしのだが、それは漢字で書くと、『鬼越』で普通に悪そうだった。
『にっぽり』という駅もあるらしいに『にっぽり』は美味しそうな駅名だ。『日暮里』漢字で書くと少し日本昔話だ。
・金は重い
生涯通じて僕が金メダルを貰うことなんてないだろう。
金メダルを貰ったら、絶対に嬉しい。ましてやオリンピックの金メダルということは世界一だ。
男子『自分の部屋で寝そべりながらオリンピックを観戦し、首を振り過ぎる扇風機のせいで少し汗ばみ、コンソメWパンチを食べて指についた何かをこすって落とし、なんとなく明日の天気を気にする』
そんな競技があったとしても、僕より遥かにいかつい男が五万といるだろう。金メダルなのだから、普通に喜んでいれば十中八九スターだ。
しかし、もしかすると、『昨日のアイツ喜び方めっちゃキモかったなぁ〜』と噂される可能性も有り得る。何かで秀でた才能を持つ者は他の事でも、優れている事が往々にしてあるので、『喜び方のキモさも同時に世界一』という事だってあるだろう。
あと一つ僕が金メダルを取る上で不安なのが、金メダルの重さだ。
何歳で芽生えた発想かは定かではないが、金メダルの重さに耐え得るのは金メダリストしかいないと、どこかで信じている。
子供の頃に読んだ漫画にそんな話があったので、それを鵜呑みにしているだけかもしれないが、あのメダルは無茶苦茶重くて一般の人が持つと、たちまちその重さに耐え切れずメダルを地面に落とし、床とメダルの間に手を挟んで大怪我をしてしまうのだ。
そう思っていたら、男子体操団体の表彰式で金メダル授与の際、金メダルを大量に載せたおぼんを係りの女性が持っていた。
しかも、その女性は涼しい顔で平然と立っていた。恐るべき身体能力だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿